メトリクスとオプティカルってどっち使うの!?【カーニングマスター】 Part2

前回はカーニングの基礎を紹介しました。
脱初心者!? 文字組の基礎を解説!【カーニングマスター】 Part1
https://service.gigno.co.jp/blog/14-1
今回もまた人に説明するのが難しい
「メトリクス」と「オプティカル」の違いについて、他の機能を交えながらご紹介します。
1.Adobeの自動文字詰め機能
「そもそもメトリクスやオプティカルとは?」
と、思う方もいると思います。
これらは自動文字詰め機能のことです。
これを使えば、カーニングをいちいちすべて手動でやらなくても、かなりきれいに整えてくれます。
この機能を適用したうえで個々のカーニングや全体のトラッキングを設定することで、作業の時短になります。便利ですね。
2.主に4種類の文字詰め機能がある
自動文字詰め機能は主に4種類あります。
ひとつひとつ解説していきます。
プロポーショナルメトリクス
メトリクス
オプティカル
和文等幅
プロポーショナルメトリクス

プロポーショナルメトリクスとは
フォント制作者が指定した詰め情報を元に詰める機能です。
制作者がもっとも美しいと感じるバランスに詰めてくれます。
こちらはOpenTypeパネルのプロポーションメトリクスを有効にすることで機能します。
メトリクス

メトリクスは
プロポーショナルメトリクスの文字詰め+特定の文字ペアに対してさらに詰めの設定をしてくれる機能です。
文字パネルのカーニングのプルダウン▼を押すと出てきます。
特定の文字とは
例として、上図の白エリアを見てみましょう。
Yo や WA の文字の形を、図形に置き換えてみます。
Yo:Yの逆三角によってできる右下のスペースに、小文字のoが入り込む
WA:台形右下の空いたスペースに三角の右左側が入り込む
このように、文字の形に合わせてさらに詰めることができる文字ペアが存在します。
そんな特定のペアに対して文字詰めすることをペアカーニングといいます。
メトリクスを使うときは、プロポーショナルメトリクスを有効にして使用してください。
※有効にしないと上手く文字詰めされないことがあります。
しかし!ここで注意点です
文字詰め情報が用意されていないフォントも存在します。特に英字フォントやフリーフォントに多いです。
それらはメトリクスを適用しても一切文字詰めされません。
ではメトリクスが使えないとフォントの時はどうすえるのか。
オプティカルで整えます!
オプティカル

オプティカルは
ソフトウェア(Adobe)が文字の形を自動認識して詰める機能です。
メトリクスを適用した単語と、オプティカルを適用した単語、どちらも見た目に差が無いように見えます。
このようにとても精度が高いため、問題なく使用いただけます。
※プロポーショナルメトリクスと同時にかけると詰まりすぎてしまうので併用しない
和文等幅

和文等幅(わぶんとうはば・わぶんとうふく)は
基本は仮想ボディに合わせて並ぶ
和文フォントと欧文フォントが混合したテキストにのみ適用
特定の欧文(Yo、AWなど)に対して詰めの設定をしてくれる
つまりはペアカーニングだけしてくれる機能になります。
主に長い文章の際に使うことが多いです。
3.まとめ

実はそれぞれこんな違いがありました。
上手く活用して、素早くきれいな文字組みをしていきましょう!
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