知ると誰かに話したくなる!身近なモノの「なんで?」をデザイン視点で解き明かす!

こんにちは! おやまです。
普段日常を過ごしている中で実は当たり前に使っているけれど、デザインが工夫されているものがあることをご存知でしょうか。
今回は、知ると絶対に誰かに話したくなる「身近なモノの秘密」を6つ厳選して子供から大人まで、わかりやすく解き明かしていきます💡
①電子レンジの「あたため」ボタンに隠された秘密

電子レンジにはたくさんのボタンがありますが、結局「あたためスタート」しか押していないな…ということはありませんか?
もちろん、自動あたため機能がない機種もあり、ワット数や時間を手動で設定しなければいけない場合もありますが、ユーザーが電子レンジを使う目的の約8割は「ただ温めること」だと言われています。
そのため、添付の画像からもわかるように、「あたためスタート」だけにオレンジ色を配色し、最も目立ち、押しやすい配置や大きさに設計されています。
このように、世界中の製品デザインでは、最もよく使われる機能を圧倒的に強調して配置することで、直感的に「ここを押せばいい」と認識させる手法(アフォーダンス)が活用されています!

②カッターナイフの「切れ込み」に隠された秘密

よく見るとカッターナイフに折り目があるのは、みなさん気づいていたでしょうか?
実はこの刃の折り目は、ただのデザインではありません。「切れ味が悪くなったら刃を折って使う」ためのものなんです。
そして、この世界基準となったカッターナイフの発明者が、オルファ株式会社の創業者・岡田良男さんです。
当時の刃物は一枚刃のカミソリなどが主流で、切れ味がなくなったら取り外して捨てる必要があり、ケガの恐れがある危険なものでした。
そこで岡田さんは、進駐軍が食べていた「板チョコの割れ目」と、靴職人が「ガラスの破片で革を切っていた光景」から着想を得て、安全で、切れ味が落ちても折ることで再び切れ味が戻るカッターナイフを生み出しました。
カッターナイフの折り目には、とても大切な役割があったんですね。
③なぜ信号機の「青」はどう見ても「緑色」なの?

諸説は色々ありますが、もともと日本の「青」という言葉には緑が含まれていた、という歴史的な前提がありました。古代の日本では、色を「赤・青・白・黒」の4分類で捉えていたそうです。
そのため緑も青の一部とされ、慣習的に緑色のものも「青」と呼ぶようになりました。「青りんご」や「青葉」など、一見緑色に見えるものでも「青」と表現されるのは、日本人の感覚の中で緑が青の一部として認識されてきたからです。
さらに現代の信号機は、「色覚特性(色の見え方の違い)」を持つ人でも赤と区別できるよう、通常の緑よりも意図的に「青みがかった緑」に微調整されている「優しさのデザイン」でもあります。

④道路標識における「色」の意味と役割

道路の標識は、赤・青・黄色・緑の4色を基本として、それぞれに明確な役割があります。
色 | 主な役割・意味 | 標識の種類 | 主な例 |
|---|---|---|---|
赤 | 危険・禁止・指示 | 規制標識・指示標識 | 一時停止、通行止め、進入禁止、徐行 |
青 | 案内・指示(一般道) | 案内標識・指示標識 | 目的地・方向案内、横断歩道、一方通行 |
黄色 | 警戒・注意喚起 | 警戒標識 | 信号あり、学校・幼稚園等あり、すべりやすい |
緑 | 案内(高速道路・有料道路) | 案内標識 | 高速道路のインターチェンジ案内、料金所 |
規制標識(赤):違反すると取締りの対象になる重要なルールを示す役割。
警戒標識(黄色):遠くからでも目立つよう、菱形の黄色地に黒の絵柄が採用されている。
案内標識(青・緑):一般道路は「青」、高速道路は「緑」と色分けされている。
このように道路標識の色にはそれぞれ役割があり、ドライバーや歩行者が瞬時に意味を理解できるよう、色の印象や心理効果を考慮して作られているんですね。

⑤トイレットペーパーの「凹凸(エンボス加工)」に隠された秘密

トイレットペーパーの表面にあるあのポコポコとした凸凹、実はただのおしゃれデザインじゃないんです。
あの凹凸(エンボス加工)があるおかげで表面の摩擦力が高まり、少ない力でも汚れをしっかり絡め取れるようになっています。さらに、表面積が増える上に隙間へ水分がスーッと入り込むため、吸水力も上がります。
それだけじゃありません。凹凸が包み込む空気の層がクッションの役割を果たし、お肌に優しいふんわりとした触り心地を生み出しています。おまけに、ダブル(2枚重ね)のペーパーでは凸凹同士をカチッと噛み合わせることで、余計なのりを使わずに2枚をピタッと密着させる役割まで果たしているんです。
普段なにげなく使っているトイレットペーパーですが、あの小さな凸凹には快適さを支える技術がぎゅっと詰まっています!
⑥なぜ高級ブランドのロゴは、どれも「同じような文字」に見えるのか?

バーバリーやバレンシアガなど、高級ブランドのロゴが最近どれも似たような「シンプルで太い文字」になっているのに気づいたことはありませんか?
昔はもっと筆記体風だったり装飾がついたフォントだったのに、今はどれも無機質で似たデザインに統一されつつあります。デザイン業界で「サンセリフ化」と呼ばれるこの現象。一見すると手抜きのようですが、実は凄まじい戦略が隠されています。
最大の理由は「スマホ画面での視認性」です。
ロゴを見る場所が「店の看板」から「スマホの小さな画面」に変わった現代、繊細な装飾文字は画面上で潰れてしまいます。どんなに小さく表示されても一目でわかるよう、無駄な飾りを極限まで削ぎ落とした結果、あの形に行き着いたのです。
個性を消したのではなく、「デジタルでの見やすさ」を極めた究極の合理化デザインだったというわけですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は日常の「なんで?」をテーマに、身近なプロダクトやUIに隠されたデザインの秘密を解剖してみました。
私たちが何気なく使っているモノの裏側には、作り手たちの細かな計算や、使う人への優しさが必ず詰まっています。
今日ご紹介した雑学が、日常をちょっと楽しくするきっかけになれば嬉しいです。面白かったトピックがあれば、ぜひ誰かに「これ知ってる?」とシェアしてみてくださいね!
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