【illustrator(イラレ)】デザイナー必見!印刷で注意する3つの黒!

1.ブラックの種類
印刷において黒色には「スミベタ」「リッチブラック」「4色ベタ」と呼ばれる3種類の黒があり、それぞれに特徴があります。
パンダのイラストを使って比べていきましょう!
①スミベタ(K100%)
K(黒)インキのみを使用した黒です。

小さな文字やロゴ、線などの細部に適しており、印刷の再現性も安定しています。
ただし、広い面積をスミベタで塗りつぶすと、インキが均一に乗らずに「ピンホール(白い点)」が発生しやすくなります。そのため、背景や大きなベタ面をより深く美しい黒で表現したい場合は、次に紹介するリッチブラックの使用がおすすめです。
②リッチブラック(K100%+CMY)
K100%にC(青)M(赤)Y(黄)インキを少し混ぜた黒です。

その名の通りスミベタよりも深みと艶のある、締まりのある黒になります。背景などの広い範囲のベタ塗りに適しています。
「CMY各10~40%+K100%」の組み合わせで作る黒を「リッチブラック」と呼ぶそうです。
設定の際は、CMYKの合計インキ量が規定値を超えないようにすることが大事です。
印刷所では通常300%~360%以下といった推奨値が設定されています。
③4色ベタ(C100% M100% Y100% K100%)
CMYKすべてのインキを100%で使用した黒です。

一般的には、インキ総量が非常に多くなるため、オブジェクトや文字には使用されない黒色です。
④比較
3種類を比較しました。画面上の色はRGBで再現しているため、実際の色と多少差が生じることがあります。

2.印刷データ作成時の注意点
雑誌広告などで入稿データをプリフライトチェックにかけた時、
スミベタ(K100%)に関するエラーが表示されることがあります。
その場合、いずれかの方法で回避することができます。

①すべての黒にオーバープリント設定を適用する
すべてのオブジェクトを選択した状態で、編集>カラーを編集>オーバープリントブラック>オーバープリントの適用(塗りと線にチェック)>OKとする

②スミベタからリッチブラックにする
K100%にCMY各10~40%を加える

まとめ
印刷で注意する3つの黒の違いをまとめてみました。
「スミベタ」は文字や罫線向けで「リッチブラック」はベタ面や背景に適しています。
同じ黒でも全然違いますね。ではまた!
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